アトピー敏感肌

アトピーに悩む妹へ!アトピー対策アロマとヘナの活用法

アトピー肌私の妹は、幼いころからアトピーに悩まされていました。

隣で寝ている妹が、いつもボリボリと激しく身体をかきむしり、そんな妹の手をおさえながら、どうにかしてあげたいと子供ながらに思っていたのをよく覚えています。

敏感肌やアトピーをお持ちのお客様から、そのようなお悩みから「ヘナ」を使いたいとご相談をいただくことも多々あり、今でもその度に妹のことが頭に浮かびます。

現在も、環境や体調の変化でアトピーの症状が軽くなることもあれば、顔が腫れるほど酷くなったりと不安定。

そんなアトピーに悩む妹へ、そして私の周りにいらっしゃるアトピーに悩むお客様、またそのご家族、同じような症状をお持ちの方へ。今回のブログはそんな身の回りの方のお役に立てればという想いで、アロマとヘナの活用法をご紹介します。

アトピーと言っても症状は人それぞれで、どなたにでも合う方法ではありませんが、ひとつの手段として何かご活用いただければ幸いです。2部に分けてお届けします!

アトピー性皮膚炎とは?

ご家族に、アトピーやその他のアレルギーをお持ちの方がいる場合、それを受け継ぎ、アレルギーを起こしやすくなると言われています。

アトピー性皮膚炎とは、そのような体質をお持ちの方や、皮膚のバリア機能が弱い方に多く見られる、痒みを伴う皮膚の病気です。

私の妹がそうであるように、実際良くなったり悪くなったりを長い間繰り返し、なかなか治りにくいのが特徴です。

手足の関節やわき、首、口の周り、耳の周り、おでこ、目の周りなどに出やすく、痒み、赤みがありジュクジュクします。

引っかくと汁が出て、その後は激しく乾燥をしたり皮が剥けたりもします。

皮膚のバリア機能が弱まっている状態の為、外からの異物が容易に中まで入りこみやすくなっており、普通だと何でもないようなことで刺激を感じたりもします。

妹のアトピー症状

後姿の女性アトピーと言われても気が付かないくらい何ともない時もあれば、今現在のように、顔が酷く赤く腫れる時もあります。

身体にも痒みはあるようでしたが、今特に症状が酷いのが顔。

目の周り、口周り、おでこ、頬、それら全体が炎症を起こしているので、顔全体が赤く腫れあがっている印象です。

水やお湯でも刺激を感じ、シャワーを浴びるのも大変。今は石鹸やシャンプーを使わずに、痛みを我慢してお湯だけで洗っているそうです。

化学物質を極力避け、食事に気を付け、デトックスすることを意識しているとのこと。

肌が乾燥をすると痒みが出るため、日中は何度もワセリンを塗っていました。

通常はアトピーの場合、汗も皮膚への刺激になるとよく聞きます。ですが妹の場合は、汗を沢山かいて、その後にシャワーを浴びると、何故かその時だけ、水もお湯も全く痛くないそうです。

そのようなこともあり、可能な日はサウナで沢山汗を出し、その後シャワーで洗い流しているそうです。

自然のものでアトピーを軽減したい

アロマオイルとお花

昔からアトピーと付き合ってきている妹が、私にSOSを出してきたのはここ最近のことでした。

話を聞くと、過去にステロイドを何度も使ったこともあるけれど、もう使いたくないとのこと。

そして最近は保湿の為に「ワセリン」を塗っているけれど、何も改善されず、合っている感じがしない。

そこで、〝自然のもので自分に合う方法を試してみたい″とのことでした。

長年アロマやハーブ、ヘナに携わってきた私に、何かアトピーに良いものはないかと相談をしてきたのです。

ですが私自身はアトピーになった経験はないですし、医者でもありません。

妹に何が合うのかは分かりませんが、ヘナやアロマで〝アトピーに良い″とされる方法はあり、何より自分の身体のことを一番分かっている本人が望むことなので、自然の力を借りて、何か役に立てればと思いました。


アトピーに使うオイルやワセリン

オイルとシアバター

アトピー性皮膚炎の保湿剤として、オイルやワセリンを試す方も多いようです。

実際に妹は、今回のような酷い症状ではない時には、好んでよくオイル(ホホバオイルなど)を使用していました。その際は肌の調子も良かったようです。

最近はワセリンも常備しているようで、一日に何度も保湿をしているのを見かけました。

しかしワセリンを続けてみたけれど、本人曰く「合っている感じがしない」とのこと。

ワセリンは一般的に安全な保湿剤だと言われますが、肌が非常にデリケートになっている時には、微量の不純物でも過剰に反応を起こす場合もあるでしょう。

今回は、ワセリンの効果がどうかというよりも、合わないと感じるものは使わない方が良いという結論です。

本人が今望んでいないのは、ステロイドとワセリン。それ以外のものを使いたい。

それではオイルは?今の妹には何が合うのか…?

アトピーにオイルを使って良いのか

今のアトピーの症状は、顔の皮膚が一面薄くなり、赤くパンパンに腫れています。ジュクジュクと汁も出て、身体から悪いものを出そう出そうとしている感じです。

アトピーの症状が乾燥のみで、保湿目的の場合は良いのでしょうが、妹のような状態の時にオイルを塗ると、逆に熱がこもってしまうと言われます。

実際にオイルは使ったのかと聞いてみると、「ジュクジュクの時にオイルを塗ると、熱がこもって顔面が熱くなって痒くなったから使っていない」とのことでした。

オイルも今は避けた方が良さそうです…。

「アトピー=保湿にオイル」というわけではなさそうですね。


アトピー改善、保湿にシアバター

妹のアトピーの状態と、本人の意見を聞いたうえで、試してはどうかと考えたのがシアバター。

シアバターとは、西アフリカから中央アフリカに生息する、シアの木の実から採れる植物性油脂。

シアバターは、肌の角質層に水分を保持する力があり、非常に高い保湿力を持ちます。

また、抗炎症作用、肌のターンオーバーを活性化させるなどの作用があるとされ、アトピーにも何かしらの改善効果が期待できます。

そして今気になるのは強い紫外線。シアバターは古くから原産諸国の人々の肌を、紫外線や乾燥から守ってきたものです。

保湿や肌の保護に一年中使用することができます。

シアバターは、アロマショップや専門店など様々な場所で購入できますが、アトピー改善に使用する際は「未精製」でオーガニックのものが良いでしょう。

精製されたものに比べ、栄養成分が豊富に含まれる未精製がおすすめです。

乾燥アトピーにシアバターとカモマイル(カモミール)

カモミール

シアバターは常温では固形ですが、手のひらに取ると自然に溶け、滑らかなクリームとしてそのまま使用することができます。

顔にも身体にも頭皮にも、乾燥が気になる箇所に直接塗ると良いでしょう。

そのままでも使用できますが、今回はシアバターにエッセンシャルオイルを練り込み、アロマバターを作ることにしました。

エッセンシャルオイルには有効成分が含まれ、アトピーに良いとされる植物も沢山あります。

中でもカモマイルのエッセンシャルオイルは、痒みや炎症を抑えることから、アトピー改善の精油として有名です。

私がアロマショップで働いていた時には、アトピーのお子様がいらっしゃるお母さま方が、「カモマイルでクリームを作りたい」と、よくいらしてたものです。

もちろん全てのお客様ではありませんが、‶アトピーの状態が随分と良くなってきた″と、嬉しいご報告を受けたことも何度もあります。

シアバターにカモマイルのエッセンシャルオイルを混ぜるのも良いでしょうが、カモマイルは古くから「閉じる」作用が強いと言われています。

乾燥して荒れた肌を保護する分には良いでしょうが、今の妹の肌の状態は、ジュクジュクし熱を持ち、悪いものを出そうとしている感じです。

出そうとしているものを閉じてしまっては…という想いもあり、今はカモマイルを避けることにしました。

シアバターでアトピー用保湿クリーム作り

今回はシアバターにエッセンシャルオイルを混ぜて練り込み、アロマバターを作りました。

今回使ったエッセンシャルオイルは、「ブラックスプルース」と「ラベンダー」の2種類。どちらもオーガニックのものです。

ある程度の量を作る場合には、数種のエッセンシャルオイルをブレンドすることができます。

本来は、あれもこれもと様々な効能のエッセンシャルオイルをブレンドしたい気もしますが、まだ何が合うのか分からない状態。もしも合わなかった時に原因が分かるように、シンプルに2種類に絞ってみました。

ブラックスプルースには、痒みや炎症を鎮めてくれるような作用もあり、ラベンダーには皮膚の修復作用があります。

アロマバターの材料と作り方

シアバターとローズ

<材料>

オーガニックシアバター(未精製)50g・オーガニックブラックスプルース3滴・オーガニックラベンダー2滴・乳鉢・乳棒・容器・スパチュラ(ヘラ)

<作り方>

①乳鉢(なければ小皿でも可)にシアバターを入れ、乳棒で潰し、柔らかくする。

②エッセンシャルオイルをいれ、乳棒を使い、潰し混ぜるようにエッセンシャルオイルを全体になじませる。

③スパチュラを使い、容器に移す。完成!

※今回のレシピのエッセンシャルオイルの濃度は、大人用であり、顔にも身体にも使用できるものです。身体専用に作る場合は、エッセンシャルオイルの濃度を上記レシピの2倍まで使用できますが、肌の様子を見ながら少しずつ調整をしてください。お子様には半分の濃度、もしくはシアバターのみの使用で。お肌に合わない場合はすぐに使用をやめてください。


アトピーにヘナやハーブを活用する<予告編>

アトピー対策としての使用もできるヘナ、そしてアトピーに良いとされるハーブ。

完治するのはなかなか難しいアトピー性皮膚炎ですが、極力ストレスのない方法で症状を穏やかにしていくことは可能だと思います。

薬草やハーブなどの自然の力を借りて、炎症を抑えながら体質改善をしていく。同時に当人の心が穏やかに治療ができたら…というのが願いです。

ステロイドを使わずに、ハーブなど自然のものを使って症状を軽減したい方へ。

「ヘナ浴&ルイボス風呂!アトピー対策ヘナとハーブの活用法」では、アトピー対策としてのヘナの使い方、アトピーに良いとされるハーブをご紹介いたします。


まとめ

幼少期からアトピー性皮膚炎に悩まされる妹から、ステロイドを使わずに、アロマやヘナを使って症状を軽減したいと相談を受けました。

顔中が赤く腫れあがり、痒く痛く、ジュクジュクしている…それが乾くと乾燥による激しい痒みがあり、それを繰り返しているような状態です。

ワセリン?オイル?それともシアバター?

保湿や肌の保護には何を使えば良いのか、アロマを使ってどのようなスキンケアならできるのか、当人の症状に合わせたものにはなりますが、同じような症状の方のお役に少しでも立てればと願います。

ヘナとハーブの活用法は2部にてご紹介致します。

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