髪のセルフケアとして、毎日簡単に続けられるヘアオイル。
意外にも、使い方が分からない、いつ使えばよいのか分からないという方も多いようです。
オイルは、たったそれ1本で一日の髪のケアが全てまかなえるほど、便利で優秀なもの。
ヘアケアとしてだけでなく、抜け毛の予防や、ヘナカラー前にも使用できます。
髪のケアが楽しくなるような、誰でも今日からすぐに取り組める、簡単オイルケア法をご紹介します。
ヘアオイルとは?
ヘアオイルとは、主に髪の保湿に使用するもので、様々なメーカーから販売されています。
ベースとなる成分は、果実の種子などから採れる植物オイルもあれば、シリコーンオイルに植物オイルが配合されたものもあり、オイルにより使い心地や質感が異なります。
香りも、天然のエッセンシャルオイルで香り付けをしてあるものもあれば、合成の香料のものもあり様々です。
植物オイルはアロマショップなどで購入できますが、身近なもので言うと、ドラックストアでも販売されている椿オイルもそれにあたります。植物の種類により、肌や髪への作用も様々ですので、肌質や季節に合わせて選ぶのも良いでしょう。
植物オイルは、ヘアオイルとしてだけではなく、顔や身体の保湿にも使用できます。
一方、シリコーンオイルとは無色透明の液体で、多くのヘアケア製品や化粧品に使用されているものです。質感を滑らかにしたり、伸びを良くするなどの特徴を持ちます。
ドラッグストアなどで販売されている、大手メーカーのヘアオイルのベースは、シリコーンオイルが多いようです。
乾燥やパサつく髪のお手入れに
乾燥が気になる季節、または紫外線の強い時期などは、特に髪のパサつきやダメージが気になりますね。
パサつく髪や広がりやすいダメージヘアをしっとりと落ち着かせるには、水分が不足した髪にオイルで潤いを与えます。
シャンプー後、タオルドライをした髪をブラシでとき、オイルを手のひらに乗せます。両手にオイルを伸ばしたら、髪の毛先から頭頂部方向に向かって徐々にオイルを馴染ませます。
この時、髪の表面ばかりに塗らず、内側から揉み込むように保湿を心がけましょう。
頭頂部は、手についているほんの少しのオイルで十分。頭頂部に塗りすぎると、髪がベタっと仕上がってしまうので注意をしましょう。
髪にオイルが馴染んだら、ドライヤーで乾かします。
就寝時の乾燥を防ぎ、翌朝もしっとり。
抜け毛が多い季節に
抜け毛が気になる際には、オイルで頭皮クレンジングをすると効果的。頭皮に詰まった皮脂汚れをオイルで浮かします。
クレンジングは、毎日のシャンプー前に行います。
オイルを手のひらに取り、両指に広げます。髪の中へ指を入れ、地肌にオイルを馴染ませます。
爪を立てず、指の腹でシャンプーをするように優しく動かします。頭皮全体にオイルを馴染ませるイメージです。
オイルが足りないと感じたら、同じ要領でオイルを手に取り馴染ませる。それを繰り返します。
ここでのポイントは、髪の毛ではなく、必ず地肌にオイルを塗ること。地肌に詰まった汚れをオイルで浮かすことが目的です。
オイルを塗り終わったら、そのまま軽く頭皮マッサージをすると、より効果的。抜け毛が酷い場合には、しばらく毎日続けてみてください。
オイル塗布後は20分程放置し、通常通りシャンプーをし、洗い流しましょう。
薄毛でお悩みの方ほど、「オイル=髪がぺたんこになる」と敬遠する場合がありますが、そのような方ほどオイルクレンジングマッサージはおすすめです。
抜け毛が気になる季節に、またその予防として。
ダメージヘアにオイルパック
ダメージの酷い髪にはオイルでヘアパックを。
乾いた状態の髪と頭皮にオイルを付けます。頭髪全体がしっとりとする程度まで馴染ませていきます。
さらにここでも頭皮マッサージをし、血行を良くするとより効果的。
気持ち良いなと感じる圧をかけ、指の腹で円を描くように頭皮を動かします。凝り固まった頭皮を緩めるイメージで。
マッサージが終わったら、蒸しタオルを頭に巻いて30分程放置。サランラップを巻いて、そのまま湯船で温まるのも良いですね。
時間が経ったら、通常通りシャンプーで洗い流します。
特別なケアとして、ツヤツヤオイルパックで髪も元気!
朝のスタイリングに
朝の髪のセットにもオイルを活用!
オイルを少量手に取り、毛先から上に向かって揉み込むように馴染ませます。その際必ず、少しずつオイルを塗り、付けすぎないように注意をしましょう。
オイルは髪のツヤ出しにも良い為、髪の表面にうっすらと塗ると、艶やかで健康的な髪に見えます。
まとめ髪にも活躍。
また、雨の日には広がりやすい髪やうねりを抑え、憂鬱な髪を助けてくれます。
ドライヤーやアイロン前にも髪を保護しながら、ツルんとまとまり良く仕上げます。
ヘナカラー前にオイルケア
ヘナカラーをする前にオイルで髪のケアをすると、ヘナをより地肌へ浸透させ、ヘナによる効果を上げることができます。
また同時に、オイルマッサージをすることで血行が促進され、染まりも良くなります。
ヘナカラーは、直後に稀にきしみを生じます。これは髪のダメージの酷い方に起こりやすい「ヘナショック」というものです。
このヘナショックを軽減するためにも、ヘナカラー前のオイルケアは重要です。
手のひらにオイルを取り、指に伸ばし、地肌から毛先まで全体にオイルを馴染ませます。特に、毛先は念入りにオイルを揉み込みましょう。
オイルがたっぷりと頭髪に付着していても、ヘナは親油性の為、染まりに影響することはありません。
より艶やかな仕上がりのヘナカラーをお楽しみください。
まとめ
オイル1本で、頭皮のクレンジングから、髪の保湿、抜け毛予防、朝のスタイリングまで全てが賄えます。
特別なケアにはオイルパックを。髪を艶やかに、しっとりと仕上げます。
いずれの場合もオイルの付けすぎには注意をしながら、上手に毎日のケアに活用してください。
オイルにも種類により、使い心地や香り、効果効能が異なります。
まずはお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょう?