ヘナカラーで白髪染めをする際、気になる色落ち。
どのくらいで色が落ちて、髪はどんな色になっていく?
実は1ヵ月経っても、色が抜けて白髪に戻るわけではないのです。ただし…
ヘナの色落ちについて知ることで、白髪を目立たせない上機嫌な毎日を♪
Contents
1.ヘナの色落ちが始まるのはいつ?

ヘナカラーをして色落ちが始まるのは、染めてからすぐです。
色落ちと言っても、最初は見た目として色が抜けた、薄くなったという感じはしませんが、実は髪の表面にコーディングされたヘナは落ちていきます。
毎日の生活の中、シャンプーなどで徐々にヘナのコーティングは取れていくのです。
カラーリング同様ですが、気が付けば色が少しずつ抜けて髪が明るくなっている、という状態です。
2.ヘナの色落ちで髪は何色になっていく?
ヘナの色落ちによる髪の色は、どのヘナを使用したかによって異なります。
では、染めてから1ヵ月後の色を見てみましょう。
ヘナカラーをして1ヶ月後の髪色
① ヘナ100%の「ヘナオレンジ」のみで染めた場合
→ 染めたては鮮やかなオレンジ
→ 色落ちで徐々に薄いオレンジに
② ヘナオレンジ後に2度染め(インディゴ配合のヘナ)で染めた場合
→ 染めたては落ち着いた色味のダークブラウン(例)
→ 色落ちで徐々にブラウン~ライトブラウンと明るくなっていく
ヘナ100%の「ヘナオレンジ」のみで染めた場合

ヘナの葉が持つ色素がオレンジ~赤褐色のため、染めたての髪は鮮やかなオレンジ色。
次第にオレンジ色は薄くなり、コーティングは取れていきますが、1ヵ月経っても完全に白髪に戻るわけではありません。
髪質やヘナの品質等にもよりますが、1ヵ月経ってもやや薄くなったオレンジ色が残っています。
ヘナオレンジ後に2度染め(インディゴ配合のヘナ)で染めた場合

2度染めとは、まず髪にヘナオレンジがコーティングされています。
その上から更にダークブラウン(インディゴ配合)が髪の表面に重なっている状態。
よって色落ちが始まるのは、まず表面のダークブラウンから。
暗めに染めていた髪は徐々に明るい茶色へと変化していきます。
個人差はあるものの、1ヵ月後は「ダークブラウン」が「やや明るめのブラウン」くらいになっている方が多いようです。
3.【ヘナの色落ち】白髪を目立たせないコツ

ヘナの色落ちを抑え、少しでも白髪が目立たないようにするためのポイントは
①ヘナでカラーチェンジをする場合は「2度染め」をすること
②染毛効果の高い「良質なヘナ」を使うこと
③ヘナと「相性の良いシャンプー」を使用すること
ヘナでカラーチェンジをする場合は「2度染め」をすること
白髪がオレンジに染まるのがヘナ。
そのオレンジをカラーチェンジしたい場合には2度染めをします。
<2度染め>
ヘナオレンジで染めた後にお湯で洗い流し、タオルで軽く水分を拭き取る。
その上からヘナダークブラウンなどの、インディゴ配合のヘナでもう一度染める方法。最後はシャンプーで洗い流す。
「オレンジ」と「インディゴ」のパウダーをあらかじめ混ぜて、1度で塗るという方法も見受けられますが、本来のヘナの効果を出していくためには、あまりお勧めできない染め方。
早い色落ちの原因にもなります。
染毛効果の高い「良質なヘナ」を使うこと
例えヘナ100%であっても、それがオーガニックヘナであっても・・・
それとは別に、ヘナ自体の「品質のランク」を見極めることも、色落ちを抑えるには重要なポイントです。
ヘナのランクによって、ヘナの葉に含まれる色素成分の含有量が異なります。
それによっては、ヘナの色の入り方や色持ちも大きく異なるからです。
せっかく染めた白髪。髪色を長持ちさせるには、染毛効果の高い良質なヘナを使用しましょう。
ヘナと「相性の良いシャンプー」を使用すること

毎日のシャンプーで、ヘナカラーは少しずつ色落ちしていきます。
ヘナと相性の良いシャンプーを使うことでヘナの色落ちを防ぎ、白髪は目立ちにくく、より良い状態を長持ちさせることができます。
一番良いのはヘナシャンプー。
これは成分の一部にヘナが含まれているだけで、これだけで髪が染まるものではありません。
色落ちを防ぎながら、髪にハリやコシを出し、頭皮も健康に導いてくれます。
逆に、ヘナと相性の悪いシャンプーも存在します。石鹸シャンプーもそのひとつ。
せっかく染めたヘナのコーティングを取ってしまうため、使用を控えましょう。
弱酸性シャンプーのほうが、ヘナと相性が良いです。
4.まとめ
ヘナの色落ちは染めた直後から始まります。
ただし良質なヘナを使用し染め方を守れば、1ヵ月経っても色は残り、徐々に薄くなる過程も綺麗な色を楽しめます。
白髪を目立たせず、色落ちを抑えていくためには、ヘナと相性の良いシャンプーを使うことも大切なポイント。
石鹸シャンプーなどのアルカリとは相性が悪いため、使用は控えましょう。