染めるのに時間がかかるイメージがあるヘナ。
果たしてそれは本当なのでしょうか!?
「不器用な私は更に時間がかかる…!?」
「毎日忙しくて、そんなに時間を取れない!」
「時間がかかる面倒なことはイヤ!」
出来ることなら短時間で気軽に染めたいものですね。
実はヘナは「どのようなヘナ」を使うかによって、放置時間が全く異なるのです。
これは知っておくべき!ヘナの放置時間の違いについて学びましょう。
1.ヘナの放置時間

通常はヘナを髪に塗布した後は、ある程度の時間を放置し、自分の体温で温めて髪を染めます。
これが「ヘナ染め」「ヘナカラー」です。
そのヘナの放置時間、短いものだと30分前後でしっかりと染まりますが、
長いものだと5時間も6時間も…という大幅な時間の差。
あなたが使っているヘナはどれ?
✔ 20分~30分程度で染まる
✔ 1時間くらいかかる
✔ 3時間以上かかる
✔ ヘナを塗布したまま寝て、朝洗い流さなければならない
なぜ同じ「ヘナ」でも、そのような放置時間に差があるのでしょうか。
2.ヘナの放置時間に差がある理由
ヘナの葉には「ローソン(ローソニア・アルバ)」という赤色色素が含まれています。
その色素が、髪の主成分であるケラチンというタンパク質に絡みつき、発色をすることで髪が染まります。
この「ローソン」は、ヘナによって含有量が異なるため、それによってヘナの放置時間も変わってきます。
一般的なヘナよりも、ローソンの含有量が多いヘナは短時間で染まり、
逆に含有量が少ないと染まりが悪く、染まるまでに時間がかかる、というわけです。
更には困ったことに、「長い時間置いてもなかなか染まらない」というヘナもあります。
それだけではない!ヘナの放置時間に差がでる不純物

ローソンの含有量以外にも、早く、そして染まりの良いヘナには、不純物が少ないことも重要です。
ローソンは、ヘナの「葉」のみに存在します。
ヘナの茎や根では、髪は染まらないのです。
当然ヘナの葉のみが使用されて、他の部位が混ざっていないかということ。
そして問題は、ヘナを収穫する際に付着する「砂」。
砂の付着量はインド政府によって5%未満と定められています。
だた、5%も砂が混ざっていると、ザラザラとした感触が残り、ペーストも滑らかではなく、使い心地が良いものではありません。
染まりの良い高品質なものとなれば、この砂を1%未満に抑える必要があるでしょう。
3.放置時間が短いヘナの見極め方
ローソンの含有量が多く、ヘナの葉の部分のみを使用してあり、砂などの不純物が限りなくゼロに近いもの…
そういうヘナを選ぶと、放置時間が短く、更には綺麗に髪が染まるというわけですが、それらの詳細が、ヘナのパッケージにわざわざ丁寧に記載されているわけではありません。
ではどのように見極めると良いでしょう。
上記の内、たいていの場合パッケージの裏や説明書に記載されているはずなのが「放置時間」。
「〇〇分、〇〇時間放置しましょう」と書かれているはず。
各メーカーによって、そのヘナの適切な放置時間が記載されています。
ヘナ初心者でも確認できる、どのようなヘナなのかを見極めるポイントのひとつです。
4.まとめ
染まるのに時間がかかると思われがちなヘナですが、実はどのようなヘナを使用するかによって、それぞれ放置時間が異なります。
ヘナの放置時間を左右するのは、色素成分であるローソンの含有量。
そしてヘナに不純物がなく、新鮮な葉のみを使用しているか。
さらには、砂の付着が関係します。
同じ「ヘナ」という植物であっても、育った環境から管理法まで様々。
各ヘナのパッケージに記載されている放置時間をチェックしてみましょう。