白髪

ヘナで白髪を染めたい!これで分かる正しいヘナ染めのこと

ヘナカラー見本40代、50代と年齢を重ね、ふと…「いつまで白髪染めで髪を傷め続けるのだろう」と思うことはありませんか。

気が付けば白髪も増え、髪も細く、頭頂部はぺったんこ。

それに昔は全くなかったはずのアレルギー。〝今ではヘアカラーが全く使えなくなりました″と、身体の悩みも出てくる年齢のようです。

早くから予防をしている人よりも、問題が起きてから初めて〝どうしよう″と考え出すのが一般的。

「ヘナ」について知ろう、使ってみようと思う方々のお悩みは、皆さんほぼ同じです。

こういったお悩みを毎日のように耳にする度に、「ヘナ」という薬草が皆さんのお役に立てるのではと考えます。

ヘナやヘナトリートメントとは一体何なのか、髪はどのようになるのか。

よくいただくご質問を交えながら解説をしていきます。

ヘナとは何?

ヘナの葉

ヘナ(ヘンナ)とは、ミソハギ科の植物。インドや北アフリカなどの乾燥した地域に育つ、熱帯地方特有の植物です。

野菜やお茶などの味が変わるように、育つ気候や風土などの条件により、ヘナの性質が多少異なります。

そのような中、最も良質なヘナが栽培される環境が、ヘナの名産地、ラジャスタン州のソジャットという場所です。

ヘナの木は3mほどの高さがあり、花も咲かせます。ですが、染毛作用を持つのはヘナの葉のみで、根や茎、花はその作用を持ちません。

葉肉だけを乾燥させ、それをパウダーにしたグリーンの粉が、私たちが日本でも購入できる「ヘナ」です。

このパウダーをお湯で溶きペーストを作ります。それを髪に塗布し、決まった時間を置くと髪が染まります。

この作用を「ヘナカラー」「ヘナ白髪染め」、また染毛作用以外にトリートメント作用も持つため、「ヘナトリートメント」と言います。


ヘナによる白髪染め

ヘナには染毛以外にも様々な作用がありますが、日本では今も昔も変わらず、主に「毛染め剤」として知られています。

ヘナの葉には「ローソン」というオレンジ~赤色の色素が含まれています。そのローソンは、髪の主成分であるタンパク質に絡みつく性質を持つため、白髪にヘナを塗布するとオレンジ色に染まります。

したがって、パーマやカラーリングでダメージを受け、ケラチンが流出してしまった極端に傷んだ髪には、ローソンは絡みにくく、健康な髪に比べると染まりにくいと言えます。

染まりを良くするためには、ローソンの含有量が多く、髪質改善に効果的な高品質のヘナを選ぶことがポイントです。

しかし、ヘナの品質により効果や見た目に差はあるにせよ、それが混ざりもののない100%ヘナであれば、脱色とは違い髪は一切傷みません。

頭皮にダメージを与えることもないため、頭髪に負担なく白髪を染めたい方に向いているでしょう。

※ヘナは天然成分ですが、植物であってもアレルギー反応が出る方もまれにおられます。使用前にはパッチテストを行いましょう。

ヘナで髪を染めると何色になるの?

オレンジの髪の女性

ヘナ自体が持つ色素成分はオレンジ色です。

よって、髪にヘナだけを塗って髪が真っ黒に染まったり、逆に金髪のような脱色した髪色に染まることはありません。

100%白髪の方がヘナ染めをすると、髪は全てオレンジ色に染まります。

逆に、黒髪の方がヘナ染めをすると、見た目にほぼ変化はありません。これは、黒の絵の具にオレンジを混ぜてもあまり分からないのと同じで、髪の表面にヘナは絡みついてはいるのですが、見た目としては分かりにくいということです。

では、黒髪の中に少しだけ白髪がある、という方がヘナ染めをするとどのようになるでしょう?

それは、白髪の部分だけがオレンジ色に染まり、メッシュのように仕上がります。白髪の割合が多くなるほど、オレンジの割合が増えます。

今までアルカリ剤によるカラーリングをしていた方が、髪の傷みが気になりだし、ヘナに切り替えるというケースも大変多いです。

ではこのような方がヘナ染めをすると、どのような色に仕上がるでしょうか。

例えば髪色がブラウンの方がヘナをすると、「ブラウン+オレンジ」で、ヘナ染め前よりも赤みがかったブラウンに仕上がります。暖色系のブラウンで、明るい印象です。

このように、カラーリングをしていた方でも、今の髪色が何色であっても、ヘナ染めをすることはできます。

ですが、ヘナには脱色作用はありませんので、黒髪を明るく抜くような作用は持ちません。

ヘナ染めでオレンジに染まった髪をブラウンにしたい

ヘナ染めをすると、白髪はオレンジ色に染まります。

白髪が少ない方や、白髪が多くても明るいオレンジ色を好む場合は良いのですが、そうでない場合は2度染めをする必要があります。

2度染めというのは、ヘナ(オレンジ)でヘナ染め後、洗い流した髪に、インディゴを含むヘナ配合の植物パウダーでもう一度染める方法です。

この2度染め用の植物パウダーは、多くのメーカーが「ヘナブラウン」「ヘナダークブラウン」などのネーミングで販売しているものです。

商品名が「ヘナ〇〇」となっていますが、パッケージ裏の成分を見てみましょう。ヘナだけでなく、他の植物名が表記されているはずです。

インディゴにも種類があり、布を染める「藍染め」に使用される藍(タデ科)や、ナンバンアイ葉(マメ科)などがあります。

どちらもブルー系の色素を持つ植物なので、白髪にこれだけを塗っても美しい茶色には染まりません。

ヘナで白髪を茶色く、もしくは黒っぽく染めたい場合は、まずヘナ100%で髪をオレンジにコーティングした後に、「ヘナブラウン」などの2度染め用のインディゴで染めましょう。

オレンジ色の髪の上にブルーがのり、それが空気に触れて酸化することで色の変化が起き、美しいブラウンに仕上がります。

ヘナオレンジとヘナブラウンのパウダーを混ぜても良い?

ヘナペースト

2度染めをするのは少々面倒。オレンジ(ヘナ)とブラウン(インディゴ配合)のパウダーをあらかじめ混ぜ、1度で済ませてはダメなのか?これはよくあるご質問です。

結論から申しますと、混ぜてダメではありません。髪に何か問題が起きてしまうわけでもありません。

ですが、仕上がりの色、色持ち、髪の修復作用、その他ヘナ本来が持つ作用を十分に発揮するには、やはりヘナオレンジでしっかりと地肌から毛先までケアをすることが何より重要。

その違いを見てきた分、そしてその違いを実感してきた多くの方の感想を聞く限りは、やはりおすすめは2度染めをすることです。

ですがヘナ染めは続けることに意味があります。面倒で続かなければ意味がありません。

両方のやり方を試してみて、ご自身が納得する方法で続けてみるのも良いでしょう。


ヘナショックとは?傷んだ髪へのヘナ染め法

傷んだ髪を気にする女性

繰り返してきたパーマやカラーリングにより、髪が傷んだ方がヘナ染めをすると、髪に「きしみ」が生じます。

これを「ヘナショック」と言い、軽度の場合は若干のきしみで済みますが、ひどい場合は指が通らないほどに。しばらくの間、ごわごわした状態が続きます。

髪の傷みの程度は、ご自身である程度は把握できるものですね。傷みが酷いと実感している場合や、元々絡まりやすい髪質の場合は特に注意をしましょう。

対策としては、ヘナ染め前にオイルをたっぷり塗っておくこと。通常ヘナ染め前には、地肌にオイルを伸ばしマッサージをしておくと効果的ですが、その際に毛先にもたっぷりとオイルを揉み込み、浸透させておきます。

そうすることによりきしみを軽減できます。

ヘナオレンジは親油性です。髪にオイルがついていても問題なく染まりますのでご安心ください。

ヘナショックが起きるということは、〝髪が傷んで弱っていますよ″というサインでもあります。

その場合、初めの4~5回程度を「短期間集中ケア」として、短いスパンでヘナ染めを続けると良いです。1~2週間に1度はケアをすると、髪質が随分と改善されます。

ヘナショックは、ヘナ染めをする度に徐々に軽減されます。次第に髪質も良くなり、最終的にはヘナ染めをしてもヘナショックは起こらなくなります。

髪が落ち着いたなと感じたら、ヘナ染めの間隔を1ヶ月に1度など、ご自身のペースに戻して良いでしょう。

ヘナ染めのペースに、決まった回数の制限はありません。ケアをすればするほど、頭皮も髪も良い状態に導きます。

ご自身の髪の状態やお悩み、白髪が気になるペースに合わせて、無理なく気持ちよく続けましょう。


まとめ

髪や地肌に一切の負担なく、白髪を染めることができる薬草「ヘナ」。

ヘナの葉にはオレンジの色素が含まれ、染毛作用を持ちます。タンパク質に絡みつく性質があり、髪の毛、また肌や爪などをオレンジに染めます。

白髪染めとして髪を染めたり、ヘアカラーで傷み、明るくなった髪色のトーンを落とすことができます。

また、インディゴを使用し2度染めをすることにより、オレンジに染まった髪をブラウンなどの落ち着いた色に染めることも可能です。

しかし、脱色作用はないため、黒髪を明るくすることはできません。

ヘナ染めは、髪や身体への負担を気にすることなく、好きな時に何度でもできます。

ケアをする度に髪を健康に導くヘナ。心と身体にストレスのない、心地よい白髪染めを楽しみましょう。

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白髪染めはもちろんのこと、頭皮ケアやトリートメントとしても使用できるヘナです。

 

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