ヘナ

知っておこう!ヘナカラーのデメリット

髪を傷めず白髪を染めたいと考える方の多くが、「ヘナ」という染毛作用のある植物に興味を持ちます。

もちろんヘナは天然の薬草なので、そのものに害はありません。

ですが、〝髪を傷めたくない全ての方に必ずしも合う″というわけではありません。

身体へ害がないものを使用したいのか、どんな髪質にしたいのか、色や仕上がりはどのようなものが良いのか、パーマやカラーと併用したいのか…

何を望むのかは人によって違います。

私自身は植物が好きですが、「植物だから1番良い」とは思っていません。全ての方にそれが合うとは限らないからです。

ヘナを初めて使用する方は特に気になるであろう、ヘナカラーのデメリット。

ヘナにご興味をお持ちの方に、一度ご確認いただきたいことをお話しさせていただきます。

まずはヘナが合うかどうか

ヘナを使う前にまず確認することは、ご自身の肌にヘナが合うかどうかです。いくらヘナが身体に良いと言われていても、合わなければ害でしかないからです。

ヘナは植物ですが、植物にアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいます。

もちろん混ざりもののない安全なヘナに限りますが、ヘナそのものにアレルギーが出る方は大変稀だと言われます。これまで5年以上ヘナサロンで多くの方の施術をさせていただきましたが、未だ一度もヘナでアレルギーが出た方に出会ったことがないくらいです。

ですが、だからと言って100%安全と言えるわけではなく、油断をしてはいけません。

敏感肌の方に限らず、使用前はパッチテストを行い、安全を確認しましょう。

パッチテストの方法

少量のヘナパウダーをお湯で溶き、ペーストを作ります。

100円玉くらいのペーストを首筋や腕の内側などにのせ、そのまま30分以上放置をします。

肌に乗せたヘナペーストは徐々に固まります。

時間が経ったら洗い流します。この時点で肌は若干オレンジ色に染まりますが、数日で消えます。痒みや腫れなどがないかを確認してください。

結果が出るのは48時間後です。その間にも同じく痒みや腫れがなければ、ヘナを使用することができます。

万が一お肌に合わなかった場合は、残念ですが使用は控えましょう。


ヘナカラーで出来ないこと

ヘナを使って髪色を変える場合に出来ないこと、それは「脱色」です。

ヘナは髪のたんぱく質に絡みつく性質を持っており、髪をコーティングしている状態でなので、黒髪を茶髪にしたりと色を抜くことはできません。

ヘナは髪を傷めたくない方に人気なのですが、実は「どうしても明るくしたい、けれどどうしてもヘナがしたい。」というような方も少なくはないのです。

そういった場合には、一度アルカリ剤で髪を明るくし、その後のケアとしてヘナをします。

アルカリ剤を使用すると髪が傷んでしまうリスクがありますので、髪を傷めたくない方にあまりおすすめできる方法ではありませんが、そのようなやり方もあります。

ただし、明るくなった髪にヘナをすると、その上からオレンジ色がコーティングされます。

黄色っぽく染めた髪はオレンジっぽくなり、ブラウンに染めた髪は更に明るい暖色系のブラウンになったりと、色の変化が起こることも忘れずに。

仕上がりの色が分からない場合は、美容院やヘナサロンに相談をし、ベストな方法を選びましょう。


ヘナをしたらパーマがかからない?ヘナとパーマの相性

〝ヘナをしたらパーマがかからない″

よくそのように耳にしますが、少し誤解があるようです。

というのも、〝ヘナを1度でもすると、もう2度とパーマをかけることができない″と思っていらっしゃる方もいれば、美容院で「ヘナ」という言葉を出した途端にパーマをお断りされたことがある方に何度も出会った経験があるからです。

確かにヘナは、パーマのようなアルカリ剤とは相性が良くありません。パーマだけでなく、カラーリングやアルカリを含む石鹸シャンプーなども同じくです。

ヘナは酸性、パーマ剤はアルカリ性。お互いが中和され、どちらも思うような結果が得られないということになります。

髪を健康にする為にヘナをしても、すぐにパーマをかけてしまうと「パーマはあまりかからなかったけれど髪は傷んだ」という悲しい結果になることも。

ですが、ヘナをしていたらパーマをかけれないわけではありません。(実は私自身も、そして私のお客様の多くも、パーマをかけています。)

ヘナをしながらもパーマを楽しみたい方は、パーマをかける直前のヘナケアは避けることです。

おすすめの順番としては、パーマ後にヘナをすること。

月に1度など定期的にヘナケアをなさっている場合は、次回のヘナケア予定日の前にパーマをかけてみてください。

髪のキューティクルを剥がし、髪の奥まで薬剤を浸透させるパーマは、どうしても髪が傷みますね。逆にヘナは、髪の表面に定着し、キューティクルを保護します。

傷んだ髪や、ストレスがかかってしまった地肌のアフターケアとして良いでしょう。

美容師さんに相談しよう

ヘナは良い!とおすすめなさる美容師さんもいれば、ヘナなんて使うものじゃない!と強く反対なさる方もいらっしゃるようで、その差に驚かされます。

美容師さんの中に、ヘナとパーマを反対なさる方がいらっしゃるのは、お客様がヘナをしていた場合、思うようなパーマがかからない可能性があるからです。

ヘナをした直後の髪だとなおさらですね。

パーマがかかりにくい場合は、強い薬剤を使用しなければならなくなったり、時間を調整する必要があったり、お客様の髪にとってはリスクのある選択をしなければならなくなることも。

お客様の望むパーマがきちんとかかるのか。それは大切なことです。

もちろんただ単にヘナを嫌う美容師さんも中にはいらっしゃいますが、大抵は相談をするとベストな方法をご提案くださると思います。

できるかできないかは別として、まずはこちら側の望みを親身に聞いてくださる美容院にお願いをすることも大切でしょう。

大抵パーマはかかりますが、ヘナとアルカリ剤の相性が悪いことは念頭に置き、思ったほどのウエーブが出ない可能性があることは知っておきましょう。


傷んだ髪にはヘナショックが

ヘナショックとは、髪のきしみのことを言います。

何年もカラーリングやパーマを続けていると、当然髪が傷みますね。

そのような髪の状態にヘナをすると、ヘナ後に髪のきしみが生じます。髪がゴワゴワとした状態です。

早い場合は数日でおさまるのですが、傷みがひどい程、ヘナショックもしつこいものになります。

ただし、ヘナショックはヘナケアの回数を重ねていくと次第に起こらなくなり、髪が健康になっていきます。

問題は、ヘナショックが起きた場合、しばらくの間はその髪と付き合わなければならないこと。

本来はヘナをしたかったのに、ここで挫折する方も中にはいらっしゃいます。

好転反応(治療の過程で一時的に起こる身体の反応)ではありますが、髪がひどく傷んでいる場合には、その分の我慢が必要になります。

ヘナショックが出てしまった場合には、オイルなどで髪の保湿を心がけ、出来る限り短期間にヘナケアをすること。

4~5回もすれば、随分と髪の状態が変わってくるはずです。

これまで髪をいじめてしまった分は、少しだけ努力が必要になりそうですね。


まとめ

ヘナを使用する前には必ずパッチテストを使用します。

ヘナは植物ですが、植物にアレルギー反応が出てしまう方もいるからです。

必ず安全を確認し、使用しましょう。

ヘナのデメリットは、アルカリ剤と相性が良くないこと。パーマやカラーとヘナを併用することは可能ですが、それぞれの特徴を理解し、上手く付き合っていく必要があります。

特に、パーマをかけたい場合は、直前のヘナケアは避けましょう。

髪がひどく傷んでしまっている場合のヘナケアも慎重に。ヘナショックという髪のきしみが出る可能性が高くなります。

これは好転反応なので、心配な場合はヘナケア専門のお店に相談をしてみると良いでしょう。

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